カナディアンロッキーではあなどれない『乾燥対策の話』 ①
皆さん、春が来ましたね~✿✿
さて、今回は2回に渡って『乾燥対策の話』をしようと思います。
何故かって?
実は最近西部カナダの3ヶ月予報が発表になったのを見たんですが、
暖冬だった冬から例年より気温も高く暖かい春で例年より雨量が少なくなると言っていて、これはいつもより気を付けて乾燥対策をしなきゃ!と思うと同時に今までこちらに住んでいて経験してきた乾燥にまつわる話をちょっとしてみたくなったから。
つい数年前までの約10年程、バンフで仕事をしていたときは日中の仕事に加えお客様の緊急連絡先として携帯電話を持つのも業務で24時間体制で働いていました。 夜中にお客様の具合が悪いと連絡を受け病院へ連れていったことが何度もありました。(子供もまだ幼かったのに良くやってこれたなと、今振り返るとエラかったなあと自分でも感心・・・) まあ、何度もあった病院アテンドからの経験だし説得力はあるぞ。
<ロッキー滞在中のテンテキは脱水症状から来る体調不良>
カナダ周遊旅行中でロッキーに到着すると疲れピークに達する人も多く、本当に体調不良になるお客様の報告には事欠かない毎日でしたが、大体病院に連れていくと点滴一本で見違えるように回復、帰りは歩いてホテルへ戻ったという人が多かったのですが先生の診断はその殆どが<脱水症状から来る体調不良>でした。
旅行中はお手洗いに行く機会も限られるからと水分をセーブするお客様の気持ちもわかるのですが普段の日本での生活時より水分摂取を減らしてしまうと日本より格段に空気が乾燥しているカナディアンロッキーでは体が持ちません! 加えて標高も1000m越えの場所に来ているのだし。
お客様は『旅の疲れが』とか『旅行前からちょっと風邪気味で』とか『持病があって』それが悪化したと言うのですが悪化した原因に『水分摂取不足』がおおいに関わっているんです。 (診察するバンフの町医者さんも慣れたもので日本人の患者さんは大抵脱水症状だよって) ならば楽しい海外旅行で行きたかった氷河観光のかわりに病院に行くことのないように事前対策をすればリスクはかなり軽減できる。
それは、水分補給と乾燥対策!
カナディアンロッキーに旅行に来た人なら現地のガイドさんが口を酸っぱく『ロッキーは乾燥しているのでホテルのお部屋でも乾燥対策を忘れずにしてからお休みになってくださいね』と言っていたのを思い出すのではないでしょうか? 現地ガイドで乾燥対策のアドバイスをしないガイドがいたとしたら、ガイディングはともかくそれだけはきちんと話すべきだよ、と伝えたい。 聞かなかったお客様のことが心配になってしまう・・。
では実際どんなアドバイスをしているのか? ほかのガイドさんの話は聞く機会が無いのでよく知らないけれど自分の場合を紹介しますね♪
それは
『乾燥対策の話』② に、
つづく~ ♪♪